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やまつみ保育園工事進捗

2月に入り、ようやく内部のボード張りが完了し、天井の仕上材に入りました。週2回の現場確認の中で、どんどん様子が変わっていっています。


保育所をはじめとする児童福祉施設や不特定多数が利用する施設(=特殊建築物)は、規模が大きくなるほど建築基準法上の制限が厳しくなり、好き勝手に仕上げを選ぶことができません。居室には難燃や準不燃性能を満たした建材を選ぶ必要があるのですが、保育室は児童の年齢によって必要な床面積が異なり、収容人数が多ければ多いほど必要な床面積が増え、それに伴って壁や天井の面積もかなり大きくなります。一方で、実は非居室(手洗い室やトイレ、玄関など)には法的な制限があまり厳しくありません。それらの基準をうまく利用して空間デザインを行うということを今回のやまつみ保育園で実践しています。


やまつみ保育園では、こどもたちは中庭に面したポーチから手洗い室に入り、各保育室へと入るというアプローチをとっているのですが、居室と非居室の制限を逆手にとり、手洗い室やトイレといった非居室の小さな空間に木材をふんだんに使い、保育室はクロスと吸音板というシンプルな仕上げとすることを内装のルールとしています。板張りの小さな空間から白い大空間へ抜ける時の広がりを感じられるようにデザインしつつ、内装のコストボリュームを小さくしています。中庭に面した大きな開口部と、ランダムに配置したハイサイドの窓から光を取り入れます。内部の建具工事は本当に終盤になりますが、今回の建具は僕の中で「建具の在り方」を模索したデザインを試みていたりします。


亀岡建築アトリエは、奇を衒ったデザインや見たことがないデザインを生み出すことはあまり得意ではありません。なるべく素直に、少しの工夫で居心地の良い場所を生み出すようなデザインを心掛けています。




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