庭とつながる保育園

6月から工事を進めていた塩竈の小規模保育園さんの増築工事がもうすぐ終了します。今日は照明チェックでお施主さんと一緒に確認してきました。天井を綺麗に見せたいということで、今回天井には何もつけず、アッパーライトとブラケット照明で明るさを採るようにしたのですが、アッパーライトの明るさが思っていたよりも効果が出ず、ブラケット照明の強さを変えることで調整することになりました。間接照明の計画はなかなか難しいですね。オーバースペックでつけ、明るすぎれば消すといった逃げもありますが、その分設備の個数も費用も過剰になりますので、コストパフォーマンスの良い計画が大切だと思いますが、照明はなかなか難しいですね。


今回、建物が準防火地域内での計画ということもあり費用的なところも考え壁は石膏ボード下地としましたが、化粧垂木や押入れの造作など、できる限り木を現す、また一般的に仕上材としての「建材」というよりは、構造材的な素材の無骨さが感じられるような作り方や素材の選び方に注力しました。それでも綺麗に納まりすぎているというか、もう少し気の抜けたアノニマスなデザインをしても良かったかなとも思うところもあります。繊細に作ることは簡単で、細さの追及についてはミニマムな材寸法やディテールを行なっていけばいいのですが、逆に太さやアノニマスな感じをどう表現していくのかという方がすごく難しいなと最近よく思います。現場任せでディテールをおろそかにすることはしたくはありませんので、良い意味で気の抜けた、でもしっかりしている納まりや素材の使い方について、もっと腕を磨いていきたいなと思っています。


この春から、仙台市内の非常勤講師として学生さんたちに設計の指導を行なっているのですが、改めて思うのは、デザインに対して常にニュートラルな感覚でつくるということが大切だと改めて感じさせられました。


亀岡建築アトリエでは、その人その場所に相応しいデザインを目指しています。装飾的なものはあまり得意ではありませんが、素直に気持ちいいと思える居心地の良い建物をこれからも目指していきます。