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RE:HOUSE-K

宮城県仙台市/マンション/セルフリノベーション

PURPOSE OF DESIGN

設計趣旨

 ​大きく蛇行しながら仙台の市街地を流れる広瀬川は、切り立った自然崖を有していたり、人のアクセスがしやすい河川敷ではBBQを楽しんでいる若者たちや、7月に解禁される鮎釣りを楽しむ釣り人や花火大会など、人々に親しまれている。この住宅は、その広瀬川や仙台のまちなみを眺められる好立地に建つ集合住宅の1戸を、私自身の住まい(=自邸)にリノベーションしたプロジェクトである。

 既存の間取りは下階に1部屋、上階に2部屋の個室を有するメゾネット型の3LDKで、約80㎡の床面積を有していたが、この場所にある眺望の良さやメゾネット型としている利点を活かしきれておらず、この住戸もまたnLDK主義で構成されたものであった。この住宅をリノベーションするために始めたことは、自分自身の暮らしを想像することではなく、この住戸が持つ魅力を最大限にいかす空間を導き出すことであった。それは、一度自分自身の住むという行為を捨て、空間に身を委ねることに切り替えたと言い換えられるかもしれない。

 このメゾネット型をいかし、限られた床面積を最大限に空間化するために、南北に抜けを作ることができる上階はほぼワンルームで一繋がりの空間として計画し、既存間仕切壁を全て解体している。下階の玄関から階段を登り、手前に配置するものをパブリックな場所、奥に行くに連れて徐々にプライバシーが高まっていくような空間構成としている。自身の生活では、来客を招く場所はダイニングであったため、手前にダイニングを配置して、キッチン、リビング、寝室と続く。リビングとダイニングを一体とした空間を無意識のうちに考えてしまいがちであるが、自邸ではキッチンをよりパブリックなスペースとして位置付けることと、リビングをプライベートゾーンに持っていくことで、パブリックな共用空間とプライベートな共用空間の2つの居場所を作り出している。一体化せず、リビングとダイニングを話した構成は、例えば友人家族が遊びに来たときに、大人たちはダイニングでおしゃべりをし、リビングでこどもたち同士が遊ぶといった程よい距離感を生み出すことができている。

 設計で最も時間を費やしたことは、壁が立ち上がってしまう浴室や脱衣室、トイレといった水まわり空間を区画する壁を間口に対してどこに位置させるかということであった。抜けていく間口を感じさせることと、水まわりとしての使い勝手を考慮し、最終的に3800の間口に対して、壁のラインを1500の位置に設定している。来客を招くダイニングから少し空間が窄まり、キッチン、リビング、寝室、そして景色へ。内部空間がやがて外部空間へと繋がっていく住まいである。

ロゴフォント02.png

Creating whereabouts for the people and the places  with Sophisticated architectual design from SENDAI in JAPAN
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